岩田恵実 2016年に朝日新聞に入社。高松、神戸総局を経て配属された東京社会部では、警視庁を担当し、日々事件や事故のニュースを追う。 国際報道部に異動後、中国・北京に半年間留学。25年春から瀋陽で東北地区や北朝鮮情勢の取材を担当。
日本食人気が根強い中国で、日本の「コシヒカリ」のようなブランド米が続々と登場している。日本米と比べてもひけを取らないという声もあるほどだ。人口14億人の「世界の胃袋」は、日本からの輸出先としても有望視されるが、そこには壁が立ちはだかっ ...
「令和の米騒動」で日本の米作りに関心が高まるなか、輸出に活路を見いだす動きが出ている。ただ、海外でも日本米と同じ短粒種の生産が増えており、日本からの輸出米のライバルになる。世界有数の米生産大国のタイでも、実は、日本米生産の蓄積がある。
――世界情勢に目を向ければ、欧米中心のリベラルな民主主義国家が揺らぎ、ロシアや中国を中心にした各国の連携強化が生まれ、国際秩序は大きく変化しつつあります。価値観の隔たりの大きい国々によるブロック化が進むこの時代において、世界中の政府や企業が集まるWE ...
国際援助より「自国第一」。そう訴える政治家は、トランプだけでなく世界で増えています。国際政治学者の藤原帰一さんは、援助をめぐって起きている現実は、「米国不在」の国際社会へ世界が転換する姿を映し出しているといいます。私たちはどこへ向かい ...
戦争のニュースだけではない、パレスチナの素敵な一面を日本でも広めたい――。そんな思いから、現地の伝統的な刺繡と着物の帯を組み合わせた「パレスチナ刺繡帯」を手がけてきた山本真希さん。コロナ禍や戦争の中でも、現地で刺繡を担う職人の女性たち ...
幼少期に母国イランで戦争を経験し、8歳で養母とともに来日した俳優のサヘル・ローズさんは長年、イラクやヨルダンにいるシリア難民の子どもたちを支援し、日本でも児童養護施設の支援を続けている。人はどうして助け合い、外国への援助はなぜ必要なの ...
戦後、アジア太平洋諸国への“償い”として始まった日本の国際援助。経済発展とともに、対象も規模も拡大し、1989年以降は世界一の援助大国となりました。トランプ政権の誕生に伴い、援助の現場からアメリカが手を引く中、日本に求められる ...
スイスの老舗ブランドが群雄割拠する時計業界にあって、2018年に誕生した独立系ブランド「ノルケイン」は異彩を放っている。創業から数年で世界各国に販路を拡大し、存在感を増している。創業者の弟で、副社長のトビアス・カッファーさんが語った。
米国際開発局(USAID)の閉鎖をはじめ、米国の対外援助の縮小は世界にどのような影響を与えるのか。現状とこれからを読み解くため、そもそも米国の対外援助はいつから始まったのか、あるべき「援助」とは何なのか、政策研究大学院大学の大野泉名誉 ...
かつて「世界最大の腕時計見本市」として君臨したバーゼルワールド。100年以上の長い歴史があった催しで、スイス北西部の小都市バーゼルに世界中の時計ブランド、バイヤー、ジャーナリストが集結し、新作時計の発表が一大イベントとして繰り広げられていた。しかし、 ...
江口さんが当初から目をつけていたのは、カルティエのビンテージ時計、それもドレスウォッチだ。当時はロレックスなどのスポーツモデルが人気だったが、ドレスウォッチは人気がなく、18金のケースで作られたタンク・ルイ・カルティエという定番の時計のビンテージが3 ...